一度言い訳するとクセになり、結局いつまでも本気になれなくなるように思います。 | |
社会保険労務士 合格 | |
鈴木 孝幸 さん |
学習しようと思ったきっかけは何ですか?
2007年8月頃に勤めていた会社を辞める決意をしたのですが、自分の力で生活していくためには、まずは何かの資格を取る必要があると感じたこと、また、周囲に認知され、社会に役立つためにはそれなり資格が必要だと感じていました。
はじめは行政書士の資格をと考えていたのですが、先生に社労士の紹介をされ、社労士の仕事のほうがそれまでの経歴や自分の社会に役立ちたいというイメージに合っていたことから、社労士を受講することにしました。
大栄の授業はいかがでしたか?
先生による生講義(ライブ講義)があることと、さらにオンデマンド講義については何度でも受講可能だったことは魅力でした。1月から受講を開始した私にとって(※編注:社労士試験は8月実施)、講義以外にもオンデマンド講座を受講できたのは、インプットを短期間で行う上でとても役に立ちました。
また、精選答練は問題の内容、レベルが本試験に近く良かったと思いました。
教室の人数は、私にとってはちょうどよかったです。また、金曜日の夜に講座があったのですが、サラリーマンの延長で怠けてしまう金曜夜に強制的に勉強する時間が作れたのは良かったです。教室では受講生の方々の熱心な姿勢がひしひしと感じられ、自分も負けられないという思いを抱くことができました。先生からは熱意を感じることができた他、社労士開業後の実務の話を交えてくださったことは、勉強を続ける上でモチベーションとなりました。先生から「頑張ってますね」と声を掛けられると、この年でも嬉しかったです。
また、使用教材・授業の内容とも、基本的に各法律の条文をベースにしていて良かったと思います。世の中にはわかり易く噛み砕いた内容のテキストなどもあるようですが、結局は条文を読みこなす力が求められるので、条文をベースにしたもので学習を進められるのが良いと感じました。
勉強での苦しかったこと・楽しかったことは?
勉強を続けるのは苦しかったですが、定期的に学校に行くことが勉強のペース作りになりました。最後まで学校に行ききることが、自分自身に対する甘えを断ち切ることになり、勉強もやりきったという思いになることができました。
仕事と勉強の両立方法などは?
両立というか、勉強すると決めた以上は、毎日必ず机に向かい勉強すると決めて取り組みました。また、仕事の合間も利用して問題を解いたりしていました。
オススメの勉強法などはありますか?
講義の前には必ず予習をし、その段階で自分がどれだけ理解できるかを確認し、講義後は必ずその日のうちに復習しました(当たり前ですが)。
過去問の1回目では各肢ごとに必ずテキスト該当箇所を確認しマーカーチェックを行い、テキストにない場合はテキストに書き込みました。あとは主に過去問の繰り返しで、その都度線引き、余白への殴り書きで頭に叩きこみました。
インプットが一通り終わってからは過去問の繰り返しでした。また大栄さん以外の他校の模擬試験も積極的に受けました。特に一般常識については的を絞りづらかったので、大栄さんを含め模試はとても役にたちました。また私の場合は特に選択式対策の勉強はせず、答練と模試の問題のみでした。
合格の感想をお願いします。
とにかくうれしかったです。こわくて自己採点をしていなかったのですが、少なくても健保選択は救済待ちだとわかっていたので、自分の番号を見つけた時は興奮しました。もう苦しい勉強をしなくても良いという安堵感もありました。
勝因は、徹底的に教材を使ったこと。過去問は最低6回繰り返し、模試も可能な限り見直しました。問題を解くことで問題に対する「勘」も養われたような気がします。
それと、前提として絶対に合格するという気概だと思います。「こんな人を落とすための試験に落ちてたまるか!!絶対に受かってやる!!」という思いで勉強しました。
現在勉強中の方や、これから勉強を始める方へアドバイスをお願いします。
やるからには徹底的に集中することが大事。遊びや趣味の時間を犠牲にする覚悟で勉強することだと思います。決して難易度が低い試験ではありませんので、自分に甘えがある限り合格は難しいと思います。
ただ、たまには息抜きが必要だと思います。その場合でも、今日遊んでその分明日2倍勉強しようというのはダメで、明日遊ぶなら今日は普段の3倍勉強するという姿勢が必要だと思います。
また、なかには記念受験で不合格でもいいやという人もいるようですが、私はそれには反対で、今年合格するつもりで勉強をしなければ力はつかないと思います。落ちてもいいという思いは自分へ言い訳になり、一度言い訳するとクセになり、結局いつまでも本気になれなくなるように思います。たとえ1度目は失敗しても、全力で取り組む人だけが次の成功に辿りつけるのだと思います。