マンション管理士はマンション管理組合をサポートする国家資格です。マンション管理組合は、組合員から選任された役員(理事と監事)により運営されています。しかし、この役員は、一般的に順番制のところが多く、多くの方がマンション管理についてほとんど知識がない状態で、役員に就任しています。マンション管理士は、主に役員の方々に実務的なアドバイスを行い、適切な管理組合運営を目指すものです。
また、役員の任期は一般的に1年から2年となっており、役員としての知識を十分に得ないうちに次の役員と交代するため、現実的な課題について解決策を講じることができません。マンション管理士は、中長期的課題についても改善策を講じていきます。
さらに、マンション管理士は、マンション管理会社との管理委託契約等の問題点を発見し、その改善を図ることにより、経済的にもより効率的な管理運営を図るたけの助言をすることができます。
マンション管理士は専門的知識をもって、管理組合の運営その他マンション管理に関し、管理組合等からの相談に応じ、助言、指導その他必要なサポートを行う者です。具体的には、管理組合の運営、規約の策定・見直し、長期修繕計画の策定・見直し等についてサポートすることになります。
1.管理組合等からの相談業務
2.管理組合等への助言・指導業務
3.マンション管理運営全般についてのコンサルタント業務